命 ~希望と奇跡~

23w5d 590gで産まれた小さな小さな女の子の成長記。「生きる」

入院した日

 

実は入院した日の1週間前…

頻繁なお腹の張りに違和感を感じ病院へ。

初めてNST(ノンストレステスト)を付けました。

始め30分。念のため+20分。

その後内診。

少し張りがありましたが、内診も問題無し。

1週間後に定期健診の日だったので、それまで薬を飲んで様子を見よう!とのことでした。

その日は仕事はお休みをいただき、翌日から出勤。

 

 

1週間後…12/26

土日の仕事がバタバタで忙しかった事もあり、朝から張りを感じていました。

でもこの日は夫ちゃんと一緒に病院♪

私の通っていた病院では、20wから夫も一緒に診察室に入りエコーを見れるようになります!

なので、朝から2人でワクワク♪

番号が呼ばれて診察室へ!

エコー写真を見ながら、終始笑顔で話す先生!

エコー写真をプリントしながら

先生「張りはおさまった?」

私「今日も朝から張るんです…出血とかは無いんですが」

先生「じゃぁ、次内診してみるから外で少し待ってて!」

先生が部屋を出た直後お腹が張った…

看護婦さんに言ったら、看護婦さんがお腹触って

看護婦「!?  けっこう張ってるね!? 先生に言っておく!」

 

内診は夫ちゃん入れないので、その間に車に忘れた駐車券を取りに。

番号呼ばれて内診室に

機械を体内に入れて映像を見た瞬間…

カーテンが勢いよくあいて

先生「内診中断!このまますぐ入院!!待合で待ってて!すぐ迎えの看護婦来るから!」

私「え??何かあったんですか?」

先生「説明は後!!看護婦急いで!!」

と、突然みんな怖い顔をしながらバタバタし始める室内…

 

なにが何だか分からず待合へ。

ちょうど夫ちゃんが戻ってきた。

頭真っ白の中、夫ちゃんを手招きし

私「入院だって」

夫「えっっっ!!?」

その瞬間、溢れる涙…

お腹の中のマメ子に何かが起きている!

不安と恐怖で、涙が溢れました。

車いすに乗せられて病室へ。

すぐに寝かられ、助産師さんや看護婦さん3人でいろいろ準備を始めた。

NSTを付けて15分…

機械から出てきた紙を見て

助産師「うわっ!!!点滴急いで!!」

すぐにウテメリン投与。

1A20ml。

30分後 1A40ml

 

さっきまであった張りがおさまってきた・・・

 

そんな時先生が来て状況を話してくれました。

先生「何も説明しないでバタバタとごめんね。でも、一刻も早く処置をしたいといけなかったから。

診断は切迫流産

赤ちゃんが大きくなって産まれる時に短くなる子宮頸管という所が、21wなら40mm以上ないといけないのに、今のあなたは10mmです。

写真で見ても分かる通り、開いてます!

そして、張りを調べたら5分間隔で張ってます。

10分間隔をきったら陣痛と言います。

出血や痛みがなくても、陣痛がきています!

まだ子宮口は開いてなくても、このままでは破水する。

今破水したら、赤ちゃんは助かりません。

22w前は切迫流産。

22w以降が切迫早産。

22w前にもし産まれてきても蘇生し助けてあげることが、法律上できない。

流産になってしまう。」

 

私は頭が真っ白でした。。

お腹の中で元気に動いて生きているマメ子。

この子が生まれても、今は誰も助けてくれない。

 

なぜ?

何とか助けてよ・・

生きてるよ!!!!

 

私「先生助けて」

先生「今はお産が始まったらどうにもできない。この病院ではNICUもない。

転院するにも今の週数ではどこも受け入れてくれない。

なんとか点滴が効いて張りも少し落ち着いたし、まだ破水もしていない。出血も無い。

あとは、絶対安静で22wを目指そう。

その後は、少しでも長く赤ちゃんをお腹に留めておく!

1日でも長く!

頸管に負担がかからないように、部屋にあるトイレ以外は歩行も体を起こすことも禁止!

とにかく絶対安静!」

と説明されました。

そして22wを過ぎても、早産になった場合の子供の生存率と後遺症が残る確率が先生から説明されました…

 

 

先生は病室を出て、涙が止まりませんでした。。。

 

仕事してる場合じゃなかった・・

なんで、もっと早く異変に気付かなかったんだろう・・

なんで、無理しちゃったんだろう・・

 

自分の甘さと不安に、涙がとまらず夫の胸で泣きました。

 

予定日は2017/5/8

今日は2016/12/26

この日から4か月と長い入院生活が始まりました。

 

#未熟児

#早産

#超低出生体重児

 

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